BUSINESS
ABOUT LIME
石灰について
石灰の発見は、人類文化の始まり
我が国は石灰資源の豊富な国です。
日本では古くから建築資材などに使用され、人類文化と共に時代を造りあげてきました。
現在においては、国内で自給できる数少ない資源の一つとして様々な産業分野で利用されており、欠かすことのできない素材として社会を支えています。
製鉄業
製銑、製鋼、電炉など
製紙業
充填軽タン用など
化学工業
ガラス、陶磁器、ソーダ、
水酸化Mgなど
環境
水質改善、
大気汚染対策など
食品
食品添加物、
栄養補強剤など
農業・畜産
肥料、農薬、
畜産用飼料など
建材
ALC、石膏ボード、
漆喰(しっくい)など
土木
セメント、コンクリート、
骨材、地盤改良など
生石灰とは?
生石灰は酸化カルシウム(CaO)という物質であり、石灰石(主成分:炭酸カルシウムCaCO3)を900℃以上で加熱すると熱分解反応をして生石灰になります。
※当社製品の参考値になりますので、上表外の仕様や銘柄に付いてはお問い合わせ下さい。
FACILITY
製造設備について
3種類の炉を稼働させ、ニーズに合わせた高品質な石灰を製造
当社が有する製造設備は、製品特性に合わせ国内では珍しく3種類の石灰焼成炉にて、石灰製造を行っています。
製造プロセスは複雑化しますが、多様化する顧客ニーズに対応できる生産体制となっています。
ベッケンバッハ式堅型石灰焼成炉
ベッケンバッハ式竪型石灰焼成炉は耐火・断熱煉瓦で内張された外筒と、その内部に挿入された内筒により構成されています。
原料石灰石は炉頂部より、外筒と中筒との間にリング状に充填され、予熱帯・焼成帯・冷却帯を経て、製品生石灰となって炉底部より排出されます。
焼成帯には、上下段に各々5ヶ所の燃焼室が設けられ、液体/固体燃料を燃焼させることで高温の熱ガスを発生させ、石灰石分解用の熱を供給しています。又、焼成帯下方には並流焼成帯と呼ばれる熱分解反応の仕上げを行う区域を設け、ソフトな高品位製品を得る様考慮されています。
- 製造される製品
-
石灰石(CaCO3)
生石灰(CaO)
生石灰拡大画像
メルツ式堅型石灰焼成炉
メルツ式竪型石灰焼成炉は耐火・断熱煉瓦で内張された2本の角型炉筒(シャフト)で構成され、その下方はチャンネルと呼ばれる熱ガスの通り道で連結されています。
原料石灰石は炉頂より各々のシャフトへ交互に充填され、片方のシャフトで焼成が行われている時は他方のシャフトで予熱を行うという動作を繰り返しながら両シャフトの下方に設けられた冷却帯を経て製品生石灰となって炉底部より排出されます。
分解用の熱は各シャフトのバーナーアーチによって作られた原石充填空間より内部に噴射される液体燃料によって供給されます。
燃料を石灰石充填部分で高温燃焼されることで比較的ハードな高品位製品を得ることを可能にする一方、各シャフトで合計6本の補助バーナーを使用することで比較的ソフトな製品も製造可能な様考慮がされています。
- 製造される製品
-
石灰石(CaCO3)
生石灰(CaO)
生石灰拡大画像
ロータリー式石灰焼成炉
ロータリー式石灰焼成炉は耐火・断熱煉瓦で内張されたグレートキルン式予熱機、ロータリーキルン、充填式堅型クーラーにより構成されています。
原料石灰石は予熱帯で熱分解開始温度まで予熱された後、ロータリーキルンへ送り込まれキルンの緩やかな傾斜と回転により移動しながら製品生石灰となり、クーラーを経て炉外へ排出されます。
熱分解用の熱はキルン端部に設置したバーナーで液体/固体燃料を燃焼することで供給しています。
本炉は焼成に要する時間が他炉の数分の一と短い為焼成条件の変更が容易で、且つ小粒径石灰石の使用等を計ることでソフトからハードまで幅広い高品位製品に対応可能な様考慮されています。
- 製造される製品
-
石灰石(CaCO3)
生石灰(CaO)
生石灰拡大画像
その他の生産設備
- 粉砕装置/ ケージミル
- 微粉砕装置/ ローラーミル
- 微粉砕装置/ ローラーミル
- 製品貯蔵設備
FLOW
製造工程
品質管理
確実な品質管理と創造的開発が我々の使命です。
顧客のニーズに応じた品質を確実にクリアするために、
原石・燃料および各製品の品質管理と商品開発を優れたスタッフによって行っています。
- 蛍光X線分析装置
- 硫黄/炭素赤外線分析装置
CONTACT
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